シンガポールで一番おいしい釀豆腐(ヨントーフ)

  
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シンガポールで一番おいしい釀豆腐(ヨントーフ)

シンガポール料理と聞いて思い浮かべるものは何ですか?

出張者の方へのおもてなしの定番では、チリクラブやちょっと高級なプラナカン料理。

観光で遊びにきた親や友人にはちょっとお試しにお手頃価格のローカルフード、チキンライス、バクテー、ラクサやホッケンミーなどをおすすめされると思います。

私はシンガポールに転職してくる前まで、ガイドブックの上位を占めているシンガポール料理しか食べておらず、恥ずかしながら釀豆腐(ヨントーフ)の存在を知らなかったです。

同僚に連れて行ってもらったフードコートで初めて食べたときに「日本のおでんみたい」と感動したことを今でも覚えています。(ちょうど日本食が恋しく思っていた時期だったので、なおさら、ヨントーフの美味しさが身に沁みました)。

そんな日本人にも受け入れやすい釀豆腐(ヨントーフ)。今回はシンガポールで一番おいしいと言われている話題の釀豆腐(ヨントーフ)屋さんをご紹介します。

釀豆腐(ヨントーフ)とは。

釀豆腐(ヨントーフ)は英語表記では、Yong Tau Foo 。日本語表記にすると「ヨントーフ」や「ヨンタオフー」となります。もとは中国客家(ハッカ)の料理が起源のようです。シンガポールで食べる場合は好きな具材を自分で選んで、それに合せる麺やスープを選びます。オリジナルスープの味は日本のおでんスープのように透明でお出汁が効いている優しいお味です。

シンガポールのローカル料理の中ではかなりあっさり目な料理なので、食欲があまりないとき、オフィスが寒すぎて温まりたいときに良いです。最近食べ過ぎで、少しカロリーを控えたいときは、野菜だけを選ぶこともできます。白菜、小松菜、きのこ類、れんこんなどを選び、オリジナルスープで麺なしにするとカロリーが抑えられます。少しダイエットをしたいときにもおすすめです。

標準的なメニュー(具材5~6個、麺あり)を注文するとSG$10以内で収まります。具材を追加したり、白米や飲み物を注文するとSG$10~15くらいになります。リーズナブルな値段で楽しめるのも釀豆腐(ヨントーフ)の良いところです。

お店にも寄りますが、具材は野菜や練り物、揚げ物など10種類~多くて30種類。麺は2~4種類、スープは有り・無し。スープ有りの場合、2種類(オリジナル・ラクサ)が選べることが多いです。

ホーカーやフードコートで食べられることが多いです。ただし、どこのホーカーやフードコートにあるわけではないので、注意が必要です。

最近、人気の麻辣(マーラー)屋さんも釀豆腐(ヨントーフ)屋さんと同じように具材を自分で取るスタイルを取っているので、釀豆腐(ヨントーフ)屋さんがあると思ってお店に近づくと麻辣(マーラー)屋さんだったということもありますので、気をつけてください。

注文が終わった後、お店の方がキッチンで調理をしてくれます。注文後はキッチンにて流れ作業で調理されるので、麺やスープの変更などはできないです。注文をする前に食べたいものをしっかり決めておくと良いです。

調理はとても簡単で短時間で終了します。選んだ具材が大きい場合、ハサミで切って火を通りやすくしてくれます。1人前の麺を茹でるようなザルに注文した具材と麺を入れて、大きな鍋で茹でてくれます。揚げ物を注文した場合、お店によっては温めるために揚げ直しをしてくれるところもあります。

混んでいないときは会計をしたあたりや受取カウンター前で待っていますが、お昼時や夕ご飯時など混雑する時間帯は3つの列ができることがあります。
①具材を取るための列 
➁注文・会計前の列 
③釀豆腐(ヨントーフ)の調理を待つ列

自分がどの列に並んでいるのか、不安なときは列に並んでいる人に何の列なのか聞いてみることをおすすめします。

【109 Yong Tau Foo】109 釀豆腐

場所はこちらから↓
https://maps.app.goo.gl/pkan8eXQdTWddiP59

シンガポールの観光地の一つである、MRTのクラークキー駅から徒歩10分にある、シンガポールでも珍しい1軒家の釀豆腐(ヨントーフ)屋さんです。一般的にはホーカーやフードコートに入っていることの多い釀豆腐(ヨントーフ)屋さんの中で一軒家でお店を展開しているということで人気店であることが理解できます。

1階で具材の選択、注文、受取を行い、1階の店前の道に並んでいるテーブル又は2階で食べることができます。もちろんお持ち帰りもできます。

夕方の6時過ぎに行ったので、具材が少し少なめな印象でしたがそれでも33種類ありました。

平日のランチでは長蛇の列でかなり待つと聞いていたので、夕食の時間帯も混むかと思いましたが、かなり空いていました。それでも人が途絶えることはなく、受取カウンターに1人、2人は常に待っているような状態でした。

以下の4つのステップで釀豆腐(ヨントーフ)を注文しました ↓↓

夫はオリジナルスープで、私はラクサスープを頼みました。ウーロン茶を追加したので、2人でSG$20くらいでした。

1軒家の釀豆腐(ヨントーフ)屋さんだけあって、どちらのスープも満足感のあるお味でした。オリジナルスープは出汁の味を楽しめ、飲み干すこともできるくらい塩加減がちょうど良かったです。ラクサスープはエビの香りを感じながらも、主張しすぎず、ココナッツミルクとスパイスとのバランスの良い美味しさがありました。辛さも感じながらも、食欲をそそるちょうどよい辛さなので、釀豆腐(ヨントーフ)が進みました。

私はラクサ好きなのですが、109釀豆腐(ヨントーフ)のラクサはシンガポールで食べた中でも上位に入る美味しさだと思いました。家からは遠いので、頻繁には来れないのですがラクサを食べたくなったらまた訪れたいと思う味でした。

シンガポール料理を一通り食べて、冒険をしてみたくなった時、日本のおでんが懐かしくなった時、ぜひ釀豆腐(ヨントーフ)を試してみてください。

お時間に余裕があるときはぜひ、109釀豆腐(ヨントーフ)も訪れてみてください。

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