【シンガポール転職】嬉しい誤算?ボーナス以外の準固定収入

  
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【シンガポール転職】嬉しい誤算?ボーナス以外の準固定収入

シンガポールではボーナス以外に「もう一つの収入」があるって知ってましたか?

12月といえば、日本ではボーナスの季節。
年に2回のボーナスを楽しみに、1年を乗り切ってきた人も多いのではないでしょうか。

私自身、日本で働いていた頃は「今年のボーナスは何に使おうか」と、数か月前から計画を立てるタイプでした。12月から1月にかけては、クリスマスや年末年始などイベントも多く、出費もかさみがち。だからこそ、ボーナスは精神的にも金銭的にもありがたい存在だったと思います。

そんな私が、シンガポールに転職してから初めて知ったことがあります。それは、ボーナスとは別に、もう一つ収入がもらえる可能性があるということでした。

日本で働いていると、「年収=月給×12カ月+ボーナス」という考え方が当たり前です。海外転職を考え始めたときも、正直その感覚のままでした。ですが、シンガポールではその前提が少し違います。

今回はシンガポールでは当たり前のボーナス以外の収入についてお伝えするとともに、シンガポールへの転職希望者の方に給料交渉をするときに後悔しないためのポイントもご紹介します。

シンガポールのAWSとは何か

シンガポールで働く上で、ぜひ知っておきたいのが AWS(Annual Wage Supplement) という仕組みです。簡単に言うと、13か月目の給料。英語では「13th month salary」とも呼ばれています。

これは年に1回、基本給1か月分を目安として支給される追加給与のようなものです。日本でいうボーナスと混同されがちですが、シンガポールではボーナスとは別枠として扱われることが多く、位置づけが少し異なります。

多くの企業では12月に支払われることが多く、年末の臨時収入としてシンガポールで働く多くの人が楽しみにしているものです。

私がシンガポールで内定をもらい、オファーレターを確認していたときに、給与条件の中に当たり前のように「AWSあり」と書かれていました。その瞬間は、「へえ、そういうものなんだ」くらいの軽い気持ちで特に詳しく調べず、余分に何かもらえるんだな、ラッキーくらいな感覚でいました。(本来であれば、お金のことなので、しっかり確認しないといけなかったのですが・・・。)内容を理解するにつれて、「これは結構大きいな」と実感しました。

日本との違いに、あとから気づいたこと

日本では、ボーナスは業績や評価によって変動するもの、という認識が強いですよね。会社の業績が悪ければ減ることもあるし、場合によっては支給されないこともあります。

一方で、シンガポールのAWSは「準・固定収入」のような扱いをされることが多いのが特徴です。もちろん、すべての会社で必ず支給されるわけではありませんし、業績次第で出ない年もあります。それでも、ボーナスよりも安定的に想定されている収入として設計されているケースが多いです。

実際、私がシンガポールに転職してから、会社の業績が悪い年でもありがたいことにAWSは今のところ毎年払われています。

私は正直なところ、転職活動中にAWSの存在を誰からも詳しく説明されませんでした。日本の感覚のまま条件を見ていたので、「月給」と「ボーナス」ばかりに目がいっていたのです。結果的にAWSがある会社だったので「嬉しい誤算」になりましたが、これを事前に知っていたら、雇用条件の見方は確実に変わっていたと思います。

AWSを知らないと起きがちな落とし穴

特に20代〜30代で初めて海外転職を考えている人にとって、英語のオファーレターや雇用契約書を読み解くのは簡単ではありません。「月給がいくらか」「ボーナスはあるか」といった分かりやすい部分だけを見て、判断してしまいがちです。

ですが、シンガポールではAWSの有無によって、年収が1か月分まるごと変わることも珍しくありません。もし複数社から内定をもらった場合、月給がほぼ同じでも、AWSがあるかどうかで実質年収に大きな差が出ることになります。

これは、会社選びの判断軸として決して小さくないポイントです。実際、AWSを知っていれば「この会社は年収ベースで見るとこちらの方が良い」と、より冷静に比較できたはずだと思います。

雇用契約を結ぶ前に、必ず確認してほしいこと

ここで大事なのは、AWSは法律で義務付けられている制度ではないという点です。会社ごとに扱いが異なり、契約書の書き方によって意味合いも変わります。

たとえば、「Guaranteed AWS」と書かれていれば、原則として支給される可能性が高い。一方で、「Subject to company performance」とあれば、業績次第で出ない年もあり得ます。同じAWSでも、その一文の違いで実態は大きく変わるのです。

だからこそ、オファーを受け取った段階で遠慮せずに確認することが重要です。AWSがあるのか、あるなら何か月分なのか、そしてそれは確定なのかどうか。この確認を怠ると、年収の認識にズレが生じてしまいます。

知っているだけで、転職の選択が変わる

シンガポールでは、13か月目の給料をもらえる可能性がある
これは、海外転職を考えている人にとって、知っているだけで大きな差になる情報です。

私は結果的に恵まれた形でしたが、これからシンガポール転職を目指す人には、ぜひ事前に知っておいてほしいと思います。年収は生活の質や将来設計に直結します。だからこそ、雇用契約を結ぶ前に条件を正しく理解し、自分にとって納得のいく選択をしてほしい。

「ボーナスがあるかどうか」だけでなく、
「AWSがあるかどうか」
この視点を持つだけで、シンガポール転職は一段レベルの高い判断ができるようになります。

もしシンガポール転職を考える際は、ボーナスの有無や金額だけでなく、AWSもあるかどうか確認して、後悔のない転職をしてください。

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