【タピオカティー】お茶を堪能したい!カロリー控えめメニュー

    
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【タピオカティー】お茶を堪能したい!カロリー控えめメニュー

シンガポールのバボティー文化とは

みなさんはBubble tea(バボティー)という言葉を聞いたことがありますか?

日本では「タピオカティー」として馴染みのある、タピオカが入った飲み物ですが、シンガポールでは「タピオカティー」と呼ぶよりも バボティー(Bubble Tea) という言葉が一般的です。

台湾発祥のこの飲み物は、シンガポールの若者から大人まで幅広く愛される国民的ドリンクになっています。もともと甘いお茶を好む文化が根付いていることや、台湾からの移住者が多いこともあって、新しい店舗が登場してもすぐに定着するのが特徴です。

日本では「ゴンチャ(Gong Cha)」が有名ですが、残念ながらシンガポールでは撤退してしまっています。その一方で、「KOI」「CHAGEE(チャギー)」「吃茶三千(チーチャ-サンチェン)」といった台湾や中国発祥のブランドのチェーン店が勢力を強めていて、人気を集めています。街を歩けば必ずどこかでバボティー店を見つけることができるほど、生活に溶け込んでいる存在です。

私はシンガポールに来る前からタピオカティーの存在を知っていたものの、身近に買える場所がなく、東京で新規開店のお店があっても長蛇の列に恐れおののいて、挑戦せずにシンガポールに来てしまいました。シンガポールに来て、同僚の多くがランチ終わり、オフィスに戻る間にバボティーを買っている中で初めて飲むことが出来、豊富にあるメニューとカスタマイズの楽しさと美味しさを知ることができました。

その反面、バボティーは基本的に甘く、パール(タピオカ)はでんぷんなのでお腹がいっぱいになります。なにより・・・。カロリーがすごいです。そんなカロリーの高い飲み物を毎回頼むことに抵抗が出てきたころ、ランチ後のお茶を楽しみながらカロリーを抑えられるメニューを見つけたのでご紹介させていただきたいと思います。

タピオカミルクティーの平均カロリー

タピオカミルクティーは腹持ちも良く、甘くておいしい飲み物ですが、残念ながらカロリーはかなり多めで、摂取量を気を付けないと後悔することになることもあります・・・。

サイズカロリー備考
Sサイズ(約350ml)約250〜350 kcal甘さ控えめ・氷多めの場合
Mサイズ(約500ml)約400〜550 kcal一般的なサイズ
Lサイズ(約700ml)約600〜700 kcal甘め・トッピング付きの場合

このカロリーを他の食べ物で置き換えると、Sサイズでご飯約一杯分やドーナツ一個ほど。Mサイズはご飯少な目のカレーやハムサンドなど、もはや軽食のカロリーになります。

シンガポールの有名バボティー

シンガポールでは数多くのバボティーのチェーン店がありますが、有名どころをご紹介したいと思います。

日本で最も知られる台湾ブランド。シンガポールでも一時は絶大な人気を誇り、一時は80店舗を運営している時もありましたが、2025年10月現在、シンガポールでの全店舗を一時閉店し、既存のフランチャイズ契約を終了したと公式に発表されています。

台湾発祥のバボティーブランド。シンガポールでは約60店舗ほど運営しているそうです。圧倒的な店舗数と知名度を持ち、定番中の定番です。

中国・昆明発祥の新興ブランド。高級感のある店舗デザインと茶葉にこだわったメニューで人気急上昇中です。

今回特に紹介したいブランド。台湾発祥で、世界的にも拡大しています。特にお茶に定評があります。

吃茶三千(SAN CHEN)とは?

「吃茶三千(チーチャサンチェン)」は台湾台中で誕生したお茶専門のバボティーチェーンです。
中国語では「chī chá sān qiān」と読み、「三千回お茶を楽しむ」という意味合いを持っています。

  • 発祥地:台湾・台中
  • 台湾での店舗数:約200店舗以上
  • シンガポールでの店舗数:30店舗以上(2025年時点)

特徴は、注文ごとにエスプレッソマシンのような機械で一杯ずつドリップしてくれること。茶葉本来の香りや味を大切にしており、甘いトッピング系だけでなく「純粋にお茶を楽しむ」スタイルを提供している点で他店と一線を画しています。

健康志向で見直される「お茶だけ」メニュー

タピオカミルクティーは美味しい一方で、糖分やカロリーが高めです。毎日飲むのは体に負担が大きいと感じる人も少なくありません。特にランチ後のお腹いっぱいの状態では、タピオカ入りを飲み切るのは大変です。

そこでおすすめなのが、吃茶三千の お茶だけメニュー。砂糖やトッピングを加えず、純粋なお茶の味を楽しむことができます。

おすすめ:オスマンティスウーロン茶

私の一番のお気に入りは オスマンティスウーロン茶(Osmanthus Oolong Tea)

オスマンティス(キンモクセイ)の花とウーロン茶を組み合わせた香り高いお茶。華やかで甘い花の香りが特徴で、砂糖を入れなくても自然な甘みを感じられます。

  • ホット:茶葉の香りをより豊かに楽しめる
  • アイス:爽やかで暑いシンガポールの気候にぴったり

吃茶三千(SAN CHEN)価格は一杯 3.8ドル。メニューの中では最もリーズナブルな部類で、日常的に楽しめるのも魅力です。

注文の仕方とおすすめカスタム(カロリー控えめ)

メニューは自分でカスタムすることも定番おすすめドリンク(カスタム済み)から選ぶことができます。

カスタムする場合、大きく3種類から選びます。

①お茶:基本の6種類から1つ

➁フレーバー:8種類から1つ(はちみつ・マンゴー・グレープフルーツなど)

③トッピング:5種類から1つ(タピオカ・こんにゃくなど)

④甘さ調整

⑤氷の量

⑥ホット・アイス

メニューが上下に分かれていて、下部の3つのお茶を選んだら上部の一部フレーバーが頼めないので注意です。(お店の方によるとおいしい組み合わせ(フレーバー)の提案によるものらしいです)

フレーバーは元から甘さがあるので、甘いものを控えたい方は避けることをおすすめします。特に砂糖なし、トッピングなしで頼むと、茶葉の魅力を最大限に味わえます。

注文後、店員さんが必ずおすすめをしてくれますが、甘いものを飲む予定がなければ、きっぱり断るのがコツ。特に砂糖なし、トッピングなしで頼むと、茶葉の魅力を最大限に味わえます。

特に人気のドリンク6つから選ぶことができます。基本的には全て甘いです。

  • オスマンティスウーロン茶:フレーバーなし・砂糖なし・トッピングなし
  • フルーツティー:砂糖なし・氷少なめ

他に試してみたい吃茶三千(SAN CHEN)お茶

吃茶三千(SAN CHEN)はお茶に定評があり、定番(基本)のお茶は6種類あります。

  • グリーンティー:香りが良く、淹れたては非常に爽やか。ただし個人的には時間が経つと風味が落ちやすい気がします。
  • アルパインポーションティー:軽やかな口当たり。すっきりと飲みたい時におすすめです。
  • ブラックティー/カシアブラックティー:香りも味も力強い。ミルクやトッピングと合わせるとさらに美味しいです。

 

甘党におすすめのメニュー

「せっかくだから甘いものを楽しみたい!」という方には、次の2つが特におすすめです。ですが、基本的にトッピングにはシロップが入っていることが多いので、砂糖なし、又は少な目で注文することをおすすめします。

店頭で最も人気のある看板商品。カスタム不要で、美味しさが保証されています。試飲できることもあるので、初めての方に最適です。

特にオススメは薄切りのリンゴやパイン、パッションフルーツ、桃、レモンがたっぷり入った豪華な一杯。まるでフルーツを食べているような感覚で、おやつ代わりにもぴったりです。軽い昼食の時などは注文します。

最後に

シンガポールのバボティー文化は、単なる「タピオカドリンク」の枠を超えて、日常に欠かせないお茶文化として進化しています。特に吃茶三千は「お茶そのものを楽しむ」スタイルを提供しており、健康志向の人や純粋に茶葉の香りを味わいたい人に最適です。

シンガポールでタピオカティー(バボティー)を楽しみたい方、カロリーは気になるけど、食後のお茶を楽しみたい方はぜひお試しください。

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