【シンガポール転職】女性向け家探し安全ガイド
シンガポール転職をきっかけに初めて海外生活を始める女性にとって、「どこに住むか」は毎日の生活の快適さや安全を左右する大切なテーマです。
特に20代〜30代は、キャリアのための転職やスキルアップを目的にシンガポールに来られる方も多く、仕事に集中できる生活基盤を整えることが重要です。
この記事では、シンガポールの家探しで女性が気を付けるべきポイントを、「住む場所の治安」「家の安全面・防犯」「コミュニティ作り」の3つの観点から詳しく解説します。
シンガポールの治安とエリア選びのコツ
シンガポールは「世界でもトップクラスの治安の良さ」を誇る都市国家として知られています。
街中は清潔で、公共交通機関も整備され、深夜に女性1人でも比較的安心して出歩ける国です。しかし、いくら安全といっても、場所選びには注意が必要です。
夜道や人通りの少ないエリアには注意
シンガポール中心部は明るく人通りも多いですが、郊外に行くと夜間は人が少なくなり、タクシーやバスの本数も減少します。たとえば、夜に外食をした帰りや、残業で遅くなった帰宅時に交通手段が限られると、不安を感じることもあります。特に女性の一人暮らしでは、最寄り駅から家までの徒歩ルートや街灯の有無をチェックしておくことが大切です。住みたい家の下見の際は昼間だけで無く、夜間に訪れることも一つのポイントです。
タクシーの捕まりやすさも重要
シンガポールはGrabやGojekなどの配車アプリが普及していますが、夜間や雨の日は郊外エリアに向かう車が捕まりにくいこともあります。中心地から離れた場所に住む場合は、帰宅手段が限られないように、交通の利便性を優先した家探しをおすすめします。
最初に住んでいたエリアが少し郊外だったので、夜10時過ぎにGrabを使用してシンガポールの中心地から帰宅しようとすると、15分~20分くらい待っても掴まらないことも多くありました。
避けたほうがよいエリア
シンガポールは比較的どこのエリアも比較的安全ですが、私が初めて家探しをしたときに友人・同僚に避けたほうが良いと言われたのは「ゲイラン(Geylang)」というエリアです。このエリアはシンガポールの中でも夜のお店が盛んであったり、夜遅くに開いているお店もあるので、一人暮らしの女性が住むには適していないエリアのようです。私が家探しをしていた時にはゲイランエリアで家賃の安い物件があったのですが、避けました。お金も大切ですが、安全が第一です。
女性一人暮らしにおすすめのエリア
避けたほうが良いエリアは「ゲイラン」とご紹介しましたが、今度は一人暮らしの女性におすすめのエリアをご紹介します。
日本人におすすめのエリアは治安が良く、更に中心地だけでなく、郊外でもそれなりにタクシーや配車アプリで車がつかまりやすく、なおかつ日本人が割と多く住んでいるエリアなので、買い物などの住みやすさを感じることができるかと思います。
おすすめのエリアは、大きく3つです。
- セントラルエリア
- ウエストエリア
- イーストエリア

この3つのエリアは主に日本人の駐在のご家族が多く住んでいるエリアです。日本人の駐在のご家族でお子さんがいらっしゃる場合、日本人学校に通学させていることが多いです。そのため、日本人学校のスクールバスが通るエリアに住まわれていることが多いです。
この3つのエリアの中で比較的家賃が高いのはセントラルエリアです。ウエスト・イーストエリアはセントラルエリアに比べると家賃が少し安いです。これは一般的な家賃相場ですので、住む家(コンドミニアム・HDB)、シェアハウス、築年数などの条件によりウエスト・イーストエリアでも家賃が高くなることがあります。
家の安全面・防犯対策
初めて海外で暮らす女性にとって、家の安全性は最重要ポイントです。シンガポールは全体的に治安が良いとはいえ、セキュリティがしっかりした家を選ぶことで安心感が大きく変わります。
セキュリティガード常駐のコンドミニアムがおすすめ
シンガポール暮らしに慣れていないうちは、24時間セキュリティガードが常駐しているコンドミニアムが安心です。建物の出入りを管理してくれるだけでなく、トラブル時のサポートも頼りになります。例えば、室内の水漏れや停電のトラブル、近隣住民とのトラブル時にも管理人やセキュリティーガードが対応してくれるケースが多いです。
実際に私が初めてシンガポールに転職したときは家賃がやや高くなりましたが、女性の一人暮らしということで、コンドミニアムを選びました。天井から水が漏れてきてしまったときは、上階の人と話してもらわないといけなかったのですが、コンドミニアムがセキュリティーが厳しく、違う階に行くこともできなかったので、セキュリティーガードの方が対応してくださいました。
シェアハウスは慎重に選ぶ
シンガポールは家賃が高いため、シェアハウスを検討する女性も多いです。
その場合は、内見のときにルームメイトの性別や国籍、生活スタイルを確認することが大切です。文化や生活習慣の違いによるストレスやトラブルを防ぐために、入居前に管理会社やオーナーから詳細を聞いておくと安心です。
可能であれば、内見時にルームメイトと会えたほうが安心なので、内見の時間帯などの工夫も必要です。
コミュニティ作りの大切さ
海外での生活は友人や家族が近くにいない分、孤独感を感じやすいものです。特に初めての国での生活は、ちょっとしたことを相談できる人や、同じ経験をしている人とのつながりが精神的な支えになります。特に女性の海外での一人暮らしでは不安が多いので、同じ建物や隣近所で知り合いができることは心強いです。
近所やコンドミニアム内での交流
実際に、同じコンドミニアム内の住人同士で助け合ったり、情報交換をしたりすることは珍しくありません。ゴミの出し方やダストシューターの使い方、公共のファシリティー(プールやジム、テニスコートなど)の比較的空いている時間帯を教えてもらったり、一緒に楽しむこともできます。近くのスーパーや美味しい近所のご飯屋さんの情報など、小さなことですが、初めてのシンガポール生活では精神的な支えになります。
私がシンガポールに来たときはまだコロナ中でしたので、残念ながらオンライン上で繋がって開催されていた「県人会」「卒業した大学・高校の集まり」「コンドミニアムのBBQ」などが開催せれておらず、コニュニティーを探したり、コミュニティーに入ることがかなり難しかったです。
そのため、同じコンドミニアム内の方とお知り合いになることが多かったです。幸いにも私は日本人が多く住むコンドミニアムに住み、更に住んでいた階に5世帯の日本人ご家族が住んでいらっしゃったので、エレベーターや廊下などで、「日本人ですか?」っといった一言から仲良くしていただくことができました。
その当時は初めての海外での一人暮らしでしたので、コロナの予防接種後(シンガポールでは予防接種が義務付けられていました)の体調確認をしてくれたり、コロナが終息に向かっていたころには洗濯機が壊れたときに一時的に洗濯機をお借りしたりなど、ご家族で住んでいらっしゃる方々と家族ぐるみで仲良くしていただけたのは本当に心強かったです。
安全・快適な生活は家探しで決まる
シンガポールは全体的に安全で暮らしやすい国ですが、場所選びや住居のセキュリティ対策、そしてコミュニティ作りは女性の海外生活の安心を大きく左右するポイントです。
- 夜道や人通りの少ないエリアを避け、交通の利便性を確保する
- セキュリティガード常駐のコンドミニアムを検討し、防犯意識を高める
- シェアハウスではルームメイトの情報をしっかり確認
- コミュニティを活用してサポートを得る
これらを意識して家探しをすれば、初めての海外生活でも安心してスタートを切ることができます。「安全で快適な住まいを選ぶこと」が、シンガポール転職の成功の第一歩です。
この記事が初めて海外(シンガポール)で一人暮らしをする女性の方に参考になったら嬉しいです。
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