【シンガポール建国記念日】NDP(ナショナルデー・パレード)とは。花火を楽しむ穴場スポット
みなさん、シンガポールは建国何年でいつが建国記念日かご存じですか?
シンガポールは比較的新しい国と思っていらっしゃる方が多いと思います。
それもそのはず、シンガポールは今年、2025年8月9日に60周年を迎えます。
シンガポールは毎年、建国記念日を非常に大切にしていて、国をあげて盛大にお祝いしています。今年は60周年ということもあり、私が移住してからの過去4年と比較してもイベントの熱量の違いを感じます。
このタイミングでシンガポールにいらっしゃる在住者の方、偶然、旅行や出張でシンガポールを訪れている方々にこの記事をきっかけに少しでもシンガポールの大切な記念日を知ってもらい、楽しんでいただけたらと思います。
シンガポール建国記念日:NDP(ナショナルデー・パレード)とは。
NDP とは National Day Parade(ナショナルデー・パレード) の略で、毎年 8月9日(シンガポールの独立記念日・建国記念日)に行われます。
今年は60周年なので、SG60 やNDPという文字を多く目にすると共に、シンガポールの国旗の色に因んで赤と白を使用した、色鮮やかなポスターや垂れ幕などが街にあふれていて、非常に活気があるように感じます。
この時期はHDBやコンドミニアムのベランダからシンガポール国旗も出ていて、お祭りムードを感じます。
National Day Parade(ナショナルデー・パレード)は国を挙げてのお祝いなので、シンガポールの数少ない貴重な祝日の一つです。2025年の今年はカレンダー上、8月9日が土曜日なので残念ながら祝日にはならなかったですが、会社によっては個人での振替休日取得が認められているところもあります。
National Day Parade(ナショナルデー・パレード)当日は数々の式典・イベントが行われる予定で、毎年恒例のものとしては、
・軍事パレード(陸海空の部隊行進・装備展示)
・空軍のフライパスや戦闘機のアクロバット飛行
・海上での展示(艦艇・水上パレード)
・市民の方々のパフォーマンス、マーチングバンド、ダンスや音楽ショー
・夜の花火
会場はマリーナベイの「The Float」やナショナルスタジアムなどです。
NDP(ナショナルデー・パレード)のリハーサル
国を挙げての大イベントなので、予行演習・リハーサルも入念に行っています。
市民の方々のパフォーマンスはシンガポール国民の方が参加されていて、6月より毎週のように集まり、練習をするそうです。会社の同僚にお子さんが今年のパレードに参加をするということで、毎週末はしばらく練習漬けで送り迎えやお子さんの世話で忙しいと言っていました。
7月の中旬にサンテックシティーのモールに遊びに行ったときは、モールの外で500人以上いるのではないかという子供たちが長い列を作って練習場所(リハーサル会場)まで移動している姿を見ました。
プレビュー(最後のリハーサル)は当日の2週間前の週末に行われており、2025年は7月26日と8月2日に行われました。プレビューは花火も上がり、F‑16戦闘機のフライパスもありました。
7月後半の週末は特に国内のあちこちでNDP(ナショナルデー・パレード)のリハーサルを行っているので、シンガポール建国記念日当日のような雰囲気を垣間見れるのも嬉しいです。
2025年のNDP(ナショナルデー・パレード)のリハーサル:Fly Flag pass
シンガポールの旗がヘリコプターに吊るされてシンガポールの上空を飛行するリハーサル

8月9日当日のルートはこちらから確認できます↓
https://images.app.goo.gl/gExcRmYZyGHs2BTN6
2025年のNDP(ナショナルデー・パレード)のリハーサル:マリーナベイサンズのライトアップ
マリーナベイサンズの屋上にある船の形をした部分にあるサンズ・スカイパーク(Sands SkyPark)、インフィニティープールで有名な場所にシンガポールの国旗が映し出されていました。

2025年のNDP(ナショナルデー・パレード)の花火リハーサルの穴場スポット
花火の場所はマリーナベイ、マーライオンパークで上がるので、その周辺で見ることが可能です。
今年の花火リハーサルは2025年7月26日と8月2日に行われました。花火リハーサルの時間帯は午後7:30~8:15頃でおそらくフィナーレにあたる盛大な花火リハーサルは午後8時15分~5分間ほど行われました。
リハーサルの日は午後7時頃にラッフルズプレイス駅に行きましたが、既に多くの人が駅の外にいて、マーライオンパークやマリーナベイのあるエリアに向かっていました。
私たち夫婦は当初マーライオンの辺りで花火を見ようかと思っていましたが、リハーサル当日は人が多く、人酔いしそうなくらいだったので、割と人が少ないエリアを狙って花火鑑賞をしました。

マーライオンパークと比べると障害物があって、花火が見にくいかと思いましたが、マリーナベイサンズと花火がちゃんと収まるスポットでビックリしました。

午後7時15分頃に到着したときは人も多くなく、お子さん連れの家族も安心して鑑賞できるくらいスペースがありました。
リハーサルの花火が打ちあがった時間
1回目:午後7時36分頃 30秒ほど
2回目:午後7時48分頃 30秒ほど
3回目:午後7時59分頃 7秒ほど
4日目:午後8時13分頃 30秒ほど
5回目:午後8時15分頃 5分ほど
6回目:午後8時22分頃 30秒ほど
午後8時にかけては10分毎くらいに小規模の花火が打ちあがっていました。
当初の予定では午後8時にフィナーレの花火が打ちあがると聞いていたのですが、実際は午後8時15分頃でした。
私たちがいた場所からはメインステージの映像は見えなかったですが、歌や音楽のパフォーマンスなどのステージの演目の盛り上がりと共に花火が打ち上げられていたので、花火の打ち上げ時間が予定時間通りではなかったのは、ステージの演目に併せていたからではないかと思います。


今回の情報はNDP(ナショナルデー・パレード)のリハーサルの花火情報なので、本番当日と異なることもあるかと思います。当日は多くの人が朝からナショナルデー・パレードを鑑賞することかと思いますので、見に行かれる方は立ち入り禁止区域などルールを守って気をつけてお出かけください。
おまけ
今年は60周年ということもあってか、無料のギフトを配っている光景を目にします。週末にたまたま遊びに行った場所でいただいたギフトをご紹介します(2つのギフトバックに入っていた量です)。
ティッシュ・ウエットティッシュ・クッキー・キャンディーと菊花茶。当日のおやつにちょうど良い感じです。クッキーのパッケージはシンガポール建国記念デザインなので、お金がかかっています!
シンガポール建国記念のタトゥーシールも入っていました。お子さんには嬉しいですね。

中に入っていた棒は折り畳みの手持ち旗でした。

おまけ2
60周年記念目メダルも売っていたので、せっかくなので記念に購入しました。自立式のパネルをパズルのように組み立て、飾っておけるのは気に入りました。

組み立て後

この内容が少しでもシンガポールでお出かけする際の参考になったら嬉しいです。