【シンガポール転職】シンガポール現地採用で働くための4つの準備

  
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【シンガポール転職】シンガポール現地採用で働くための4つの準備

以前、シンガポール転職の心構えをお伝えしました。

心構えが出来ていても準備が出来てなかったら、海外転職のための一歩が踏み出せません。

移住後、新生活や転職先の会社で「こんなはずじゃなかった…!」「興味がある仕事があるけど準備不足で、応募できない!」と後悔しないためにも、海外転職をしたいと思い始めたらぜひ、その日から意識して準備してもらえたら嬉しいです。

今回はシンガポール現地採用で働くために日本で出来る実用的かつ実行しやすい準備をお伝えします。

シンガポール現地採用で働くための準備

私が考える、最も必要な準備は4つあります。

①英語力を高める
➁土地勘を養う
③必要な医療や治療を完了させる
④渡航費や新生活のための資金を貯める

シンガポールは英語が共通語です。

日常的にも、仕事上でも(たとえ、日系企業で働くにしても)、とにかく英語が話せないとシンガポールでは生きていけません。

何もネイティブやビジネスレベルでなくても大丈夫ですが、日常会話はできるようにしておくことは海外転職では絶対条件です。

英語は渡航先に行ってから…シンガポールに来てから自然に出来るようになれば…っというのは非常に甘い考えです。もし時間とお金に余裕があるならば、海外にある語学学校で短期間でも通学するほうが効果的かと思います。

もし、既に英語にて日常会話が出来る方は可能であれば、第二外国語として英語を使用している方との英会話(リスニング・スピーキング)を習慣化することをお勧めします。

シンガポールは3つの民族(中華系、マレー系、インド系)が集まってシンガポールという国を形成しています。3つの民族の方々、ほぼ全て皆さん英語は話せますが、残念ながら日本の学校で習うような英語(アメリカ英語やイギリス英語)ではありません。その理由はシンガポールの3つの民族の方々も第二外国語として英語を習い、使用しているからです。

そして、シンガポールで働く場合、3つの民族以外にも多くの国からシンガポールに働きにきているので、第二外国語として英語を話す人がほぼ100%かと思います。

日本の学校で習うような英語を基準にしていると、第二外国語で英語を話す方達との会話に苦労します。例えば、日本人が話す英語が日本語英語と言われるように、英語の発音は母国語の発音に引っ張られる傾向があります。シンガポールでは、中国語やマレー語、インドのタミール語訛りの英語を話す人がいます。かなり稀に綺麗なアメリカ英語やイギリス英語を話す方がいますが、大抵は英語を母国語として話される英語と比べると訛っています。

移住・転職前に第二外国語として英語を話している人の英語に慣れることはシンガポール転職後、スムーズにシンガポールでの生活や仕事に慣れることができると思います。

土地勘を養うと聞くと、大それたことのように感じますが、私のイメージとしては、海外転職前に移住先の土地のことを知って、住むイメージを持つことです。

日本国内で転勤になった場合、土地勘が無い場所であれば、引っ越しをする前に通勤圏内の街を下見をして、自分が合うエリアや街を知ることから始めると思います。それと同じで、海外転職希望国や都市には出来るだけ旅行や出張の機会を使って、オフィス街や地元のスーパー、地元の人が行く日常使いのご飯屋さんでご飯を食べてみて、自分が住むときのシミュレーションをすることをおすすめします。

そして、もう一つ大切なことは、海外で暮らしていると日本食が恋しくなるので、日本食が食べられたり、日本の食材を簡単に手に入れることが出来るかを確認することも大切です。

シンガポールはその点、日本の有名チェーン店も進出しているので、大きなショッピングモールに行くと必ず日本食レストランを見つけることが出来ます。

また、ドンキホーテがシンガポール国内の主要な場所にあるので、日本の食材を揃えるは簡単に出来ます。

私は転職前に何度かシンガポールを訪れていて、この国は訪れた国や都市の中でもトップ3に入る住むイメージを持つことが出来た国でした。それがシンガポールに転職を決めた理由の一つです。

必要な医療や治療を日本で暮らしているうちに完了させていたほうが良い理由は金銭面と医療の質です。

金銭面では、海外転職で一つの問題が、転職した国の社会保障にアクセスすることの難しさにあります。


日本では皆保険で3割負担で医療を受けることができますが、海外では同じようにいきません。

所属する会社にもよりますが、民間の健康保険がない、または民間の健康保険でも治療内容によっては持ち出しがあるなどなど…日本で皆保険制度で受けていた恩恵を海外で受けることはかなり難しいので、必要な医療や治療は日本で受けることを強くお勧めします。

例えば、私の所属している外資系の会社は民間の健康保険に所属しており、基本的な医療(発熱、風邪、湿疹、目の痛みなど)は民間の健康保険で100%カバーされていますが、歯に関するものは全額自己負担です。定期的な歯のクリーニングや虫歯の治療など、自己負担で毎回、最低1万5千円〜の負担になるので、もし虫歯の治療を定期的に受けないといけない状態だと自己負担額は多くなります。もし今現在、歯に関する問題を抱えている場合は出来るだけ、日本で治療を完了させることをお勧めします。

金銭面だけでなく、質の問題もあります。

日本の医療サービスの質は世界的に見ても非常に高いです。シンガポールの医療の質も高いですが、個人的には日本が1番良いと思います。病院での受付や看護師さん、医者の対応など、日本は非常に親切で丁寧に感じます。

また、何か治療が必要な時、日本では長年生きてきた中で、ご自身の中で良し悪しの基準があるかと思いますが、慣れない国での治療は本当に良いかどうかの判断基準が無いこともあるので、慣れた日本で治療をすることが安心かと思います。

日本で転職先企業の勤務地が引っ越しを伴う場合、引っ越し費用や最初の移動費など会社と交渉をすると思います。海外転職も同じで転職先の企業と交渉後、会社が支払ってくれる場合もありますが、残念ながらご自身で支払う必要も出てくるかと思います。そのような場合にも念のため、まとまったお金を海外転職のための資金として準備しておくことをおすすめします。

転職先の企業にもよりますが、必要な諸経費の項目は、

  • 渡航費
  • 引っ越し費
  • 賃貸契約費(家賃1か月~2か月分)
  • 生活用品費
  • 食費
  • 雑費

私はシンガポールに来る前に念のため100万円をすぐに使えるお金として準備してました。出来るだけクレジットカードを使用し、現金は賃貸契約などのまとまったお金が必要な時のためにとっておきました。

食費や生活用品費も10万円くらいは確保しておいた方が良いと思います。会社にもよりますが、基本、給料日まで銀行にお金が入らないので、最長で一ヶ月、最初のお給料が支払われるまで過ごせるくらいのお金を準備しておいたほうが良いと思います。

以上、シンガポール現地採用で働くための4つの準備でした。

この内容が少しでもみなさんの海外転職の際に参考になったら嬉しいです。また、海外転職、シンガポール転職に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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